Kumiしらべ~tamaki niime~

&smileのある西脇市では播州織が有名です。
tamaki niimeを知っている方、愛用している方、たくさんおられると思います。
今回はそのShop&Labの本店に、おじゃましてきました。

 
 

兵庫県の日本のへそと呼ばれる西脇市。
tamaki niimeの本拠地は田んぼと川と山に囲まれた中にあります。
染色工場の跡地のその場所は外観は確かに染色工場。
ですが、駐車場に停めて車から降り、お店に近づくと木彫りの動物がいたりお庭があったり…癒し空間。
入り口にはwelcomeと床に書かれた文字。

1階のshopに入ってすぐ目についたのは天井にぶら下がっている木と窓側にカーテンのような形でつられているストール。
天井の木は本物の木を使用しておられ、内装はtamaki niimeさんのデザイン。
床の絵や文字も玉木さんがペンキで描いた直筆で自分が心地いい場所をつくられたそうです。
壁などの仕切るものはすべて外し窓も大きなものにして、すべて繋がってるよという空間になっています。
カーテン代わりに播州織のストールを使っておられるのはとてもオシャレで向こう側がほんのり見え、何よりもストールのデザインも見れ肌触りも体感できるし…カーテンだけで魅了されました。
tamaki niimeで販売されているものはすべて商品とは言わず「作品」と呼んでおられ、すべてユニセックスサイズで製作されているそうです。作品と呼ぶその心意気というか気持ちが凄く私は心にグッときました。

 
shop内にはオブジェがあちこちに置いてあります。こちらは松内倫子さんという方の陶器でこの方も西脇に拠点のある方です。一度検索してみてください。

 

Shopの奥は製作現場。
Shopと製作現場の間にもおもしろ空間があります。
右側に長いトンネル状の椅子にライオンの木彫り、その奥にはまたまたカーテン状のストール、そしてガラス張りの壁には紙のアート。床にはペンキで書かれた「服を着たまま裸になりたい」の文字。カーテン状のストールは破られていてそれがデザインだと思ったらマスクを制作したときに出てくるカッティングした後の布だそう。それもカーテンのようにするだけでとってもオシャレな一点もの。どれもこれもが新鮮で、一歩動くたびに感動してしまっている私。

壁の紙のアート、これは今は台湾が活動拠点であるアダチアユミさんの作品。この作品は壁をつたって至る所にありました。
 
またガラス張りの壁には人型の絵が色んな所に書いてあります。これは実際にtamaki niimeで働いておられる方々。この絵はこの方かな?と探してみるのも楽しそうです。

 

製作現場は二階に分かれています。

一階は店舗・染色・紡績・検品・作品の撮影・動画編集ルームなど
二階は飲食店舗・縫製・編み物・織機・丸編み機など
 

いろいろなところにこだわりがあって本当に面白い♪
この製作場の床にもいろんなところに言葉がかいてあります。
何がどこにどんな言葉が書いてあるのか??それは実際に見て欲しいので言葉の中身は書きません(笑)
…1つだけ特別に。
 
 
織物を作る工程。。。普通の工場は同じものを大量生産するのでスピードが一定ですがここでは一つ一つ違う色味を作るので普通の工場よりもスピードはゆっくりで目で確認できるようにされてるのだとか。それでも素人の私から見ると速かったです…。

 
染色も天然染料を使ったり大きな工場では台形の糸巻きを大量に染めるが、ここではそのやり方ではなく一本一本、職人さんが染めていくので糸によっては何も染めない部分が作れたり色んな色味が出ていて風合いがとってもキレイでした。また色見本がずらーっと壁に書いてありましたがほんの少しの色加減で少しずつ色が変わる…どこがどう変わっているのか目を凝らしても私にはよくわからなかったです。。
 
糸のノリを取る作業。なぜ織ったあとにノリをとるかというと、織る作業というのは上下に動いて織るのでノリがついていない状態だと糸が切れてしまうのだそうです。
洗濯機で一度洗われるのだそうですがここで業務用の洗濯機は使わず家庭用の洗濯機で洗濯されていました。ストール等購入されたお客様が使用されるとき、ご家庭の洗濯機で洗っても支障の無いように。。。
柔軟剤は使わず水洗いのみで洗濯されているそうです。
こまやかな心遣いがまたステキ★
 
丸編み機は1950年製の古い機械もあり二年前に導入してから修理しっぱなしだそうですが、今はきちんと動いていて70年以上前のものが現在も動いていて使われているってすごくステキなことだなとおもいました。
 

縫製作業も手作業。私はミシンが苦手なのですが、ストールの端の縫製作業を真っすぐに、しかもスピーディーに次から次に作業されている姿は職人技だと思いました。
全ての工程、生産効率よりも肌触りを重視しての作業…
一つ一つ丁寧でなおかつオリジナリティあふれるものばかり。ステキ空間でした。

 
 
他にもコットンの栽培やお米づくりなどなど、まだまだtamaki niimeは新化(進化)途中で、外にはヤギや烏骨鶏がいたり、昔でいう五右衛門風呂のようなお風呂があったり、彫られている途中の木の彫刻があったり…
これからのtamaki niimeがとっても楽しみで仕方ないKUMIなのであります(*^-^*)
工場内は一般の方も自由に出入り可能だそうですのでぜひ、たくさんの方にみてもらいたいなぁと思います。

 

二階のtaberoomというスペースは月に数回いろんなお店の食事が食べられるようになっているので、そちらもぜひ、ご利用ください。こちらは11時オープンですが無くなり次第終了です。

 

毎晩20時に専用LINEに配信される動画も専属の方が編集されていました。
楽しい配信ですのでそちらもぜひ登録してみてください。

 

玉木 新雌さん
 

店舗情報

有限会社玉木新雌
【tamaki niime Shop&Lab】
西脇市比延町550-1
TEL:0795-38-8113
open/11:00~17:00
closed/月曜・火曜
 
【shima】
西脇市嶋447-1
TEL.0795-27-8227
open/10:00~16:00
closed/月曜・火曜

 
 
Kumi くみ
加東市在住。
高校生~小学生の3児の母。
クロワッサンが好き。
よくこぼすので、子どもより服を汚してします。
『やらなきゃできるかわからない』
とりあえずやってみて、そこで新しい発見があったり、出会いがあったり…。
出会えた方々に感謝の気持ちを常に持って、楽しく、笑顔の連鎖になればと思っています。
 
 
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