9年間のご愛読に感謝【快・適・な介護のすすめ~デイサービスもくれん】
在宅で介護をしていらっしゃる皆様に何とか現場を知るものとしてお手伝いはできないものかと、「快・適・な介護のすすめ」というテーマで紙面に関わらせて頂いたのは平成21年4月号でした。それから9年余り。昨今の介護を取り巻く状況(介護に関する認知、理解、情報量、施設の充実など)は、当時とは比較にならないほどの、充足感が見て取れます。
さて、そんな中最近関わったご夫妻の事例をご紹介します。
Mさんご夫妻とは、平成25年から5年余りのお付合いでした。近況は、共に認知症、要介護5の認定でしたが現在、国が進めている「要介護状態になられた高齢者が住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで、地域のサポートを受けながら暮らせるシステム」のモデルケースのようなご夫妻でした。24時間随時訪問介護、週2回のもくれん利用、主治医の医療的サポート、定期的なショートステイ利用などの各種サービスをケアマネさんが上手に機能させて在宅生活をサポートしてきました。しかしながら、最近お揃いで特養に入所されました。私、個人的には「最期まで」お付合いできればと考えていましたので、少し残念ですが、ご夫妻の生活において多様な選択肢から選んで今後のサービスを提供できることは、喜ばしい事と思っています。
このように介護の現場からの声を9年と数カ月の間、読者の皆様のお声などに支えられながら連載(ここ数年は隔月)させて頂きましたが、今号をもちまして筆を置かせて頂きます。
感想を寄せて下さった読者の皆様、街で直接お声掛け下さった方々、心から有難うございました。
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