あわてんぼう母ちゃんのドタバタ育児日記
私は、年長の男児と1歳の女児を育てるお母ちゃんです。子育てする前は、「こんな母親になりたい」と育児書やネットから理想の子育てを描いていました。でも実際は毎日ドタバタで、理想からは程遠い毎日をすごしています。これは、そんな私と子どもの日常を切り取ったお話です。
子どもは親の鏡
息子が小さい頃から、お店で親切にされた時やお友達とのやりとりでは、必ず挨拶をするように言ってきました。特に、『ありがとう』や『ごめんなさい』は気をつけて言うように促していました。年少になった頃、お手伝いが終わった後に突然息子が私に言ってきました。「お母ちゃん、僕にありがとうは?」もちろん私は言うつもりでしたが、まさか息子から催促されるとは…。それ以来何かある度に、同じように言ってきます。また言い方が私にそっくりなのです!私は息子に言われる度にだんだん嫌な気持ちになってきました。息子ももしかしたら同じ気持ちになっていたのかもしれません。私は周りの目を気にするあまり、「ちゃんとしつけをしている良い親でなければならない」…そんな気持ちがあったのかもしれません。
息子に改めて、挨拶は大事だけれど、言うのをお願いするものではなく、嬉しい事をしてくれた時には「ありがとう」、自分が悪い事をした時には「ごめんなさい」を言うように伝えました。自然と言ってもらうには、まず私がお手本になって挨拶をしなければと思いました。時間はかかりましたが、息子は今では自分から言うことが増えてきました。言わない時もあるのですが、言わせたくなるのをぐっと堪えています(笑)。
しかし、息子が私を真似したのはこれだけではありませんでした…。
担任の先生から、「最近すごいキツイ言葉をお友達に使うのでビックリしました」と言われました。そのキツイ言葉を聞いてビックリ!その言葉は私が怒った時によく使う関西弁でした。私をまた真似していたのです。先生には「私の真似です」と伝えて、恥ずかしい思いをしました。
子は親の鏡と言います。私を見て育っているのだから、「明日からはきれいな言葉で話しかけよう!」そう心に決めたのですが、なかなか理想通りにいかないものです。
私の子育ては間違いだらけで失敗ばかりです。威張れるほど立派な子育てはできていませんが、「こんなお母ちゃんもいて何とかやっています!」を伝えられたら、そして、「うちと一緒やん!」と共感してもらえたらと思います。