ミャンマーの旅 (旅好きケンおじさん徒然旅日記)
ミャンマーの旅 ~20年前と今~
1995年の秋に行ったミャンマー。あれから20年。当時アジアの最貧国に数えられた軍事国家が、どのように変わっているのか?
念願だったツアーを旅行社のパンフレットから見つけ、今年1月、仕事で同行できない妻の反対を押し切って、一週間行ってきました。
成田空港から全日空の直行便で、ミャンマー最大の都市ヤンゴン国際空港に到着。95年当時は平屋の建物で、荷物もハンドパワーで運んでいたけれど、今は立派な空港となり、他の国際空港と何ら変わりなくなっていました。街並みも高層ビルが多く建ち、大都市のように見受けられます。車も多く、トラックやバス等の商用車が大半だった当時と比べ、今では乗用車も多く走り、ショッピングセンターも新たに建っていました。
当時、軟禁状態にあり、止まることも許さず素通りしかできなかったアウンサンスーチーさんの自宅(日本風に言えば首相の自宅)も、今では降車して記念写真が撮れるようになっていました。門衛さんとも一緒に撮れますよ。湖のほとりに立つ立派な家でした。
そして何よりも、自由に旧軍事国家を批判したり、新政権への期待や不安を人前で口にできる社会に変わっていたことに驚きました。
変わっていないのはバス。当時も日本の中古車がそのままの外装で走っていましたが、今も同じです。JRバス、阪急バスや貸切バス、自動車教習所の送迎バス等が、日本で走っていたままの外装で走っています。私の乗った小型バスは外装こそ変えてありましたが、車内に『事業者 神姫グリーンバス』のプレートが貼ってありました。
初めて行ったゴールデンロック
ヤンゴンから古いバスに揺られて200㎞。麓からトラックバスに乗って45分。そして歩くこと約15分で到着。落ちそうで落ちない黄金の岩、ゴールデンロックは圧巻でした。そして、宗教上の理由で男性のみではありますが、落ちそうで落ちない岩と大地の接点まで行くことができました。荷物やカメラは同行の人に預けて、ぜひ接点まで行ってください。
ゴールデンロックへは、普通ヤンゴンから1泊2日、車貸切でぎりぎり日帰りコースとのことです。中腹から山頂付近まで開通しているはずのロープ―ウェイもありましたが、全く動いている様子がありませんでした。
寺院等の観光地では素足
こちらも宗教上の理由で、ミャンマーでは素足での行動となります。そこで活躍するのがサンダル。今回のツアーでは旅行社が一足用意してくれましたが、私は日本から持参しました。サンダルを入れる袋は必需品です。当時の観光地では、犬のふんがあちこちに落ちていたので、素足であることに不安がありましたが、今回はほとんど落ちていませんでした。観光客の増加で犬が近づくことができなくなったのか、清掃が行き届いているのか?
急速に近代化したミャンマー。当時はいなかった観光地で働く子供たち。達者な日本語で、物売りをしています。生きるための知恵でしょうが、少し心配です。
海外と言えばハードルが高いかもしれませんが、国内にもたくさん良い所があります。今度は、若い頃行った勝浦や函館に行ってみたいです。
旅好きの方へ…旅日記シリーズ
悠久のシルクロード 烏魯木斉(ウルムチ)・吐魯番(トルファン)・敦煌(トンコウ)・西安をめぐる(旅好きケンおじさん徒然旅日記)