エアコンのアレコレ【読者からの投稿コーナー】
夏も冬もお世話になるエアコン。エアコンからにおいがする、効きが悪くなったということでお困りではないでしょうか?
エアコンの洗浄は専門的な技術が必要なので、ここではお伝えできませんが(感電や基盤のショートの可能性があるため)、今回は、エアコンのキレイを長持ちさせる方法についてお話ししたいと思います。
まずエアコンはどういった仕組みで風を送り出しているかご存じでしょうか?
エアコンの上部のフタを開けるとフィルターがあり、その奥に金属の板が何枚も重なっている部分があります。この部分を「熱交換器」と言います。室内の空気を取り込み、冷風や温風にしてくれる部品です。ここにホコリが溜まると、空気の循環が悪くなるのでエアコンの効きが悪くなったり、ホコリに水分やカビなどが付着しにおいの原因になったりします。
では、熱交換器をキレイに保つにはどうしたら良いのでしょうか?
・フィルターが汚れすぎて機能していない場合
夏場や冬場など、毎日エアコンを稼働させている場合は少なくとも週に一度はフィルターを確認し、洗浄しましょう。旧式の場合は水洗いしてしっかり水気を取れば大丈夫です。最近主流になっているお掃除機能付きの場合は、お掃除機能で取り切れていないホコリや汚れなどをブラシなどで落としましょう。ダストボックスが付いている場合はこまめに捨ててくださいね!
・キッチンやリビングなどに設置しており油やタバコのヤニが付着している場合
これは対策が難しいのですが、前の対策法の「こまめにフィルターをキレイにする」ということと、エアコンの表面に貼る紙のフィルターも市販されていますので、それを貼っておくと油やヤニがフィルターや熱交換器を汚すのを防ぐことが出来ます。
・エアコン使用前と使用後の室内温度の差がありすぎて結露が発生している場合
最近のエアコンにはこの状態を防ぐために「内部クリーン」という機能が付いていることもあります。作動音が気になるかもしれませんが常にオンにしておく事をお勧めします。
では付いていないエアコンの場合は?
冬場はエアコンの結露はあまり発生しないのですが、夏場はかなり発生します。冷房を切った後、10分で良いので送風もしくは暖房を入れてみてください。これだけで、かなり結露を防ぐことが出来ます。
皆様が心地よい環境で暮らせますように!
(読者/お掃除博士Sさんより)