フィンランド旅(旅好きケンおじさん徒然旅日記)

オーロラを見るフィンランド旅

2016年1月、「オーロラを見るためだけ」に行ったフィンランド、ラップランド地方のサーリセリカ。そこは、北緯68度、北極圏にあり、白夜(1日中日が沈まない)がおよそ3ヵ月続き、そして逆の極夜(カーモス、1日中日が昇らない)が1ヵ月続く地。気温マイナス30度の世界が広がる街です。
関西空港からフォンランドの首都ヘルシンキまで直行便で10時間半。11時45分関空発も時差のため15時10分ヘルシンキ着。ヘルシンキで1泊して、再び飛行機で1時間半、北極圏の入り口ロヴァニエミに到着。そしてバスに揺られ北上すること4時間、外気はマイナス30度、バスの中はおそらくプラス15度くらい、その差45度。
まっ白の路面をハイスピードで駆け抜けるバス。トラックを追い越すこともしばしば。やって来ましたサーリセリカ。オーロラベルトに位置するリゾート地です。

大手旅行社の一人旅ツアーに参加をして、フィンランドに1週間。目的はただ一つ、オーロラを見ること。日本にいたらまず見ることができない自然現象です。太陽の活動が盛んなこの時期こそと参加しました。
時期外れの海外ツアーで、日本からの添乗員付きと言えば、高齢者の集いのようで、当時61歳の私などは若者の部類に入ることが多いです。しかし、今回は若い女性が多く、私で中間以上の年齢でした。17年8月アメリカでの皆既日食ツアーも同じでしたが、自然現象については年齢関係なしに、関心度で参加者が決まるようですね。
人間はアルコールで動くと思っているくらいノンベエの私は、いっぱいいっぱい飲むとすぐ寝てしまいます。しかし、「今日はオーロラを見るまでは頑張る!」と決意。夕食のアルコールもほどほどに、部屋で一休みして待つことにしました。添乗員さんの案内で、付近の暗い所で行うオーロラハンティングまではまだ2時間くらいありそうです。夜9時過ぎ、愛煙家の私がたばこを吸いに出たホテルの玄関でボケーッといると、なにやら夜空に緑の帯が…。同時に、「オーロラや!!」という声が耳に飛び込んできました。
そうなのです。早々とオーロラが出現したのです。約20分、ユーラリゆーらりと、緑のカーテンが大空いっぱいに踊ってくれました。日本人らしく感激と共に「万歳三唱」です。
その後、添乗員さんの案内でのオーロラハンティングでは残念ながら雲に入り、オーロラを見ることはできませんでしたが、所期の目的は達しているので、満足して、ご就寝となりました。

オーロラハンティング2日目は、バス移動しながらのハンティングです。行先はどうやらドライバーの経験に基づく感のようです。何度かの下車と移動を繰り返し、湖畔に到着。しばらく空を眺めていると、「出たーっ!」。全天で緑のカーテンが踊って、流れています。そのカーテンが集まってきて、白くなった。ピンクの花火になった。赤くなった。また流れた。頭上でめくるめく展開する天体ショーは、これはひょっとして「オーロラ爆発?」と思うほど感動的でした。それはそれは、素晴らしいオーロラに巡り合えたのです。目で見、頭にしっかりとインプットし、最後はやはり「万歳三唱」です。
帰りのバス中で添乗員さん曰く、「日本に帰っても、『天気さえよければフィンランドでオーロラは見える』なんて言わないでくださいね。ここ1週間、オーロラは出ていませんので、今日はたまたまラッキーだったのですから。」ですって。

ここに来たら、「ポロ」料理。さて何でしょう?

ソテーもハンバーグも、材料はこのポロ。ポロは、近くの牧場で飼育されているトナカイの肉料理です。
脂身の少ない牛肉のような味です。しかし、やっぱりお肉は黒田庄牛!!
しかし、ここに来たらポロ料理でしょう。ツアー内の夕食1回と自由時間内の昼夕各1食のメインはポロにしました。そしてお土産は「ポロのふん」。もちろん、本物のふんではありませんよ。ふんに見立てたチョコレート菓子です。奈良のシカのふんチョコレートと同じ発想?

ここにも世界一があった

サーリセリカはスキーリゾートです。好きな人にとってはあこがれの地かもしれませんが、私にとっては無縁。子供用のそりに乗って遊ぶのが関の山。ところがここのそり用のコースは何と1.2km。一説には世界一長いそりのコールだそうです。2ユーロでそりを借り(実はそこらへんに転がっているのですが…)、バス1日券5ユーロを払い、そりコースの出発点に立ちました。初めてのコースをゆっくりと滑っていると、慣れた子供たちが隣をビュンビュンと追い越して行きます。まるで、私は陸上競技場に迷い込んだ亀みたいに取り残されるばかり。もう一回挑戦しようとバスを待ちましたがなかなか来ず、1回しか滑られなかったですが、良い思い出になりました。

帰りにサンタクロース村に寄って、寝台列車サンタクロースエクスプレスに乗り、ヘルシンキから直行便で関空に戻ってきました。
寒さもどこへやら、素晴らしいオーロラ探検に大満足の旅でした。

 

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