色彩心理図鑑 決定版【図書館からおすすめの一冊】

この本では、色の心理効果から色が見える仕組み、色の由来・文化・雑学など色にまつわる様々なことを章立て、図・イラスト・写真でわかりやすく書かれています。
 
一章は、色彩心理効果という項目から始まります。色と感情・性格との関係や色によって味覚や嗅覚など感覚が変わるなど、色による心理効果について例をあげて解説されています。
例えば、色と感情の関係では、特定の色に対してどのような感情をもつかはその人の好みによっても違うため、多くの人に好まれる色を探すことは難しいと説明されていますが、暖色は暖かい気持ち、淡い色は優しい気持ちなど、その色が持つ視覚的・心理的なイメージから多くの人が共通して受け取る感情はあり、そのことから色から感情に影響を与えることができるのではないかと書かれています。
 
また、最後の章ではこの色彩心理が映画の演出や技術、商品開発、パーソナルカラーなど身近な分野でも活用されていることが紹介されています。
そんな色彩心理の活用の一つに、色で性格を変えられる可能性があるそうです。色彩心理の研究をしていく中で数百人の性格分析を通し、色に何かしらの性格影響を受けている人が8割以上おり、色の好みと性格には一定の相関関係があることがわかっているそうです。環境の変化や体験から色の好みが変わり、それと同時に性格が変化することもあるとされ、その変化を持ち物の色や服の色を変えることによって疑似的に誘発できるのではないかと考えられているそうです。
 
他にも、色が見えるメカニズムや色相環など色についての知識的なことから、世界の色彩文化、色の由来についてなど、色彩心理だけではなく色にまつわる様々なことまでこの一冊に詰まっています。
新たな年の始まり、色の力を借りて鮮やかで素敵な一年にしてみませんか。

 

西脇市図書館 小田 麻貴

 
 

書籍情報

『色彩心理図鑑 決定版』
ポーポー・ポロダクション/著
日本文芸社

 

コラム 西脇市