退屈すれば脳はひらめく 7つのステップでスマホを手放す【図書館からおすすめの一冊】


 

本書のポイントは、スマホとのつき合い方についてレッスン形式で書かれていることです。
 
私自身もそうですが、スマホで何でも調べてしまいがちです。スマホを手放せない人は数多くいますし、そもそもスマホを手放せなくても良いと思っている人も多いと思います。
 
そんななか、スマホを一時間や一日手放すことがあっても良いのではないでしょうか。
 
また、子どもとスマホのつき合い方を考える前に読むと参考になることがあるかもしれません。
 
著者がスマホ中毒になっており、個人的な体験が元になっています。著者は結婚、出産、子育てで、多忙な日々を送ることになり、当初イメージした生活ができなかったエピソードから始まります。スマホでがんじがらめになっている自分に気づいて、生活を改善していくことを提案しています。どのように脱出していくかの過程を1週間(7つ)のステップで分かりやすくまとめられています。著者の体験と一緒にレッスンを進められる形式になっています。
 
進め方を1日目~7日目と分けてあります。まず、自分を観察するところから始めます。所々で著者が考えたことが書いてあり、身近に感じることもあると思います。2日目には、移動中はスマホをしまおう。3日目は写真を撮らずに1日過ごそう。4日目は例のアプリを削除しよう。5日目はフェイクケイション(偽休暇)をとろう。6日目は、いつもとちがうものを観察しよう。7日目はプログラムメニューまとめ。という流れになっています。記憶力を高める写真の撮り方などコラムも気になるものが沢山あります。
 
この本は最近疲れがたまっている方や自由時間がないという方にオススメです。
 
さあ、レッスンスタートしましょう!!
 

 
加西市立図書館

 

書籍情報

『退屈すれば脳はひらめく 7つのステップでスマホを手放す』
マヌーシュ・ゾロモテディ/著
須川 綾子/訳
NHK出版
 

コラム 加西市