豆のマメ知識

2月3日は節分の日。
節分にちなんで、豆についてのお話をご紹介します。一般的に、「豆」とは、植物分類学上のマメ科に属する穀物を指します。
豆類は、含まれている栄養成分の構成割合により、次の2グループで分けることができます。
そこで、日本で流通しているものを紹介します。

炭水化物主体

あずき・いんげん・えんどう・そらまめなど
乾燥豆重量の50%以上が炭水化物です。また、たんぱく質20%と豊富に含む一方で脂質は約2%とほとんど含んでいません。このため、高たんぱく低脂肪食品として健康維持やダイエットに効果的と言われているようです。
 

脂質主体

大豆・落花生
「畑の肉」と呼ばれる大豆は脂質が20%、たんぱく質が30%含まれています。その一方で炭水化物の含有率は炭水化物主体グループの半分程度となっています。
また、落花生は脂質が約50%と極めて高く、たんぱく質は約25%で、大豆と同じような栄養成分構成となっています。
 
 
脂質が多いと聞いて、マイナスイメージが浮かぶかもしれませんが、これら脂質主体の大豆・落花生(ピーナッツ)にも美容効果、健康効果があるそうです。
大豆に含まれる「大豆レシチン」には、コレステロールを低下させたり脳を活性化させる働きがあり、「大豆サポニン」にはつい良い抗酸化力と過酸化脂質の発生を抑える働きがあります。これらの働きを中心に、大豆は動脈硬化予防、血圧降下、記憶力増加、老化防止、肥満予防、骨粗しょう症予防などに効果があるといわれています。
 
落花生に含まれる「ビタミンE」は抗酸化作用があり、心臓病予防、ガン予防、動脈硬化予防、老化防止、心筋梗塞防止などに効果があるといわれています。
 
また、ダイエットに向くと言われる理由としては、血糖値が上昇する度合いを表すGI値(グリセミックインデックス値)が低いことが挙げられます。食べ物が消化され血糖値が急激に上がると、体内のインスリンが余った糖質を脂肪に変換することで肥満につながるのですが、ピーナッツは食べても血糖値の上昇が緩やかなので太りにくいと言えます。
 
ここで紹介したもの以外でも、豆類にはさまざまな健康効果があるようです。
 
効果的に取り入れ、バランスの良い食生活を心がけると良いかもしれません。

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